FAQ
購入に関する内容
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Q
購入の際、どんなことに気をつけたらいいですか?
なによりも信頼できる販売店をお選びいただくことが大切です。主なチェックポイントは以下のとおりです。認定補聴器技能者が在籍している。聴力測定、フィッティング、補聴器の試聴などの設備がしっかりしている。耳鼻科医との連携が取れている。ご本人の希望を聞いた上で、聴力にもっとも適した補聴器をすすめてくれる。補聴器を使いこなすための装用指導をきちんとしてくれる。購入後の再作や調整、定期的な聴力測定など、アフターフォローがきちんとしている。
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Q
購入してすぐに使いこなせますか?
補聴器を使いこなせるまでには、ある程度時間がかかります。補聴器は非常に小さく自分では見えない耳の位置にうまく装用するにも練習が必要です。また、補聴器を使用することにより人の声だけではなく、今まで聞こえてこなかった様々な音が聞こえてくることによる違和感を感じたり、補聴器を耳の中へ入れていること自体に違和感を覚える場合もあります。よって、毎日使用することによりこれらの状況に慣れれば、うまく補聴器を使いこなすことができます。
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Q
補聴器を購入前に試すことはできますか?
はい、私どもReグループでは、3ヶ月試聴を行っております。1~2週間の試聴では補聴器の音を体験するだけで、本当の補聴器の効果を体験いただくには不十分だと私達は考えています。3ヶ月の間、しっかりとお客さまの使用状況を踏まえたフィッティング(調整やカウンセリング)を繰り返すことにより、本当の意味で補聴器をお試しいただけます。
補聴器に関する内容
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Q
補聴器購入後も調整は必要ですか?
補聴器はご購入後も継続して定期的なメンテナンスや聴こえの測定、微調整が不可欠です。時間と共にお客さまのご要望やお耳の聴こえは様々に変化する場合もございます。定期的または必要に応じて調整を行う必要があります。
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Q
操作は難しくないですか?
現在販売されている多くの補聴器は、ノンリニアと呼ばれるデジタル補聴器が主流で、基本的に耳に装用するだけで特別な操作は必要ありません。補聴器を耳に装用する前に電池のフタをしめることによりスイッチが入り、電池のフタを少し開くことによりスイッチが切れます。多くの場合、電池が切れる前にはアラームで知らせてくれるので、そのタイミングで電池を取り替えます。補聴器は毎日の使用により、音の出る部分に耳垢が付着しますので、簡単なお手入れと保管なども必要ですが、難しい作業ではありません。
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Q
電池寿命はどれくらいですか?
補聴器のタイプや電池のサイズによって違いはありますが、一般的に耳あな形で5日~10日、耳かけ形で10日~3週間程度です。外出時には忘れずに予備の電池を携帯しましょう。
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Q
補聴器の寿命は何年くらいですか?
一般的に5年程度とお考え下さい。ただし、点検やきちんとしたお手入れをしながらそれ以上お使いの方もおられますし、使用・保管状況によってはそれより短い場合もございます。補聴器は毎日身につける精密器械で水分、ホコリ、落下などによる衝撃などを嫌います。より良い状態で長くお使いいただくために、定期的な点検やクリーニングが大切です。
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Q
購入後に聴こえが低下しても使えますか?
基本的にはご購入に際してあらかじめお客さまの聴こえの変化を予測し、余力のある補聴器を選定いたします。従って、補聴器の適合範囲内での聴こえの変化については、補聴器の調整で対応は可能です。しかし、補聴器の適合範囲を超えて聴こえの変化があった場合には、より強力な補聴器への買換が必要となります。
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Q
補聴器はうるさいと聞きましたが?
様々な音を聞こえるようにするのが補聴器ですが、今まで聞こえていなかった音が突然入ってくるのでうるさくて不快に感じる事があります。しかし、その音のほとんどの場合が生活騒音なのです。 すなわち周りの人はいつも耳にしている音なのです。そういった生活環境の音は雑音と決めつけず、受け入れてゆく姿勢が大切でしょう。補聴器の騒音抑制機能や指向性機能などで、ある程度軽減することは可能です。
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Q
補聴器を買っても使っていない方がいるが、どうして?
様々な理由が考えられますが、まずは購入に際してきちんとしたフィッティング(補聴器の調整)や補聴器の効果に関する検証が行われていない事による、補聴器の音や言葉の聴きとりへの不満などが考えられます。次に、通信販売などで聴力測定を行わずに購入されてフィッティングが行われていない、使い方の練習や指導が不十分である、使用開始後のフォローアップが不十分など、他にも様々な原因が考えられます。また、ご本人の補聴器に取り組む姿勢、生活環境なども影響があると考えられます。よって、対応如何では補聴器をご活用いただける可能性は十分にあると考えられます。
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Q
補聴器を装用する事で100%聞こえるのか?
聴こえにくくなった原因(難聴の原因)やお客様の調整の状況により個人差が大きいのですが、補聴器の使用により100%元の聴こえを取り戻すことは残念ながらできません。100%の補聴器装用効果は難しいですが、生活の上で補聴器を必要とする場面における聴きとりの改善は期待できます。まずは、しっかりとした目標を持って補聴器を始めることが大切です。
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Q
片耳だけの補聴器装用はだめなの?
人は本来両耳を活用して様々な音を聞き分けたり、方向を認知したりしています。よって、音の方向感、言葉の明瞭性などを考えると両耳装用が理想的です。特に騒音の多い場所での会話においては、両耳装用の聴き取り効果が発揮されます。最新の情報では難聴者で補聴器を所有している人のうち46%が両耳装用を行っています。(cAnovum-JapanTrak2015調査報告より引用)また、アメリカでは補聴器使用者のうち83.6%が両耳装用です。(HR 2013 Hearing Aid Dispenser Survey: Dispensing in the Age of Internet and Big Box Retailersの記事より引用)
なお、お耳の状態によっては両耳装用が行えなかったり、効果を期待できない場合もあります。
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Q
安い補聴器と高い補聴器の値段の差は?
一般的に価格による違いがあるのは、補聴器のチャンネル数(周波数をいくつに分割して制御するか)、騒音抑制機能、指向性機能、快適機能、各メーカー独自の聴き取りを向上させる機能、通信機能などです。これらはお使いになる方の聴こえの状況、使用環境などにもよりますが、悪条件下での聴き取りの改善、快適性の向上、利便性(携帯電話、固定電話、テレビ視聴など)に違いが現れます。また、補聴器の外観、サイズ、耐久性、対応年数などは価格による大きな差はありません。
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Q
補聴器装用は必要な時だけでよいのか?
お使いになる方の状況にもよりますが、一般的に朝から夜までお使いいただける事を想定し、補聴器の選択やフィッティングは行われています。ただし、特定の状況下でのみお使いになるという方もおられます。補聴器を聴こえのリハビリという観点から考えると、できるだけ活動される時間帯はご使用されるのが理想的だと考えられます。
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Q
補聴器からピーピー音がするのはなぜ?
補聴器がしっかりと耳に装用できていない時に耳の穴と補聴器の間に隙間ができ、補聴器から出る音が外へ漏れ出し、その音が補聴器のマイクに入ると瞬間的にピーピーという音が出る場合があります。また、耳かけ型補聴器の場合はイヤーモールド(耳栓)、耳あな型補聴器の場合はシェル(耳の型を取って作成された補聴器の本体)が、耳穴の形状とずれがあり不要な隙間がある場合です。このような場合には、イヤーモールドやシェルを修正または交換することにより改善することができます。他にも、補聴器の音が出る部分に耳垢が溜まっていても同様の現象が起こる場合があります。
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Q
補聴器から音は聞こえるのに言葉がはっきりしないのはなぜ?
難聴になると音に対する聞こえの感度が低下するだけでなく、音を聞き別ける様々能力も低下します。周囲の騒音が多い場所などでは特に会話の聴き取りが難しくなる場合もあります。補聴器は音の感度を高める働きはありますが、音を聞き分ける働きはありません。
その他
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Q
耳鳴りがしている人にも補聴器は有効なのか?
耳鳴りの状況も人によってそれぞれです。まずは耳鼻科を受診して医師にご相談下さい。最近は様々な耳鳴り治療の方法がございます。また、難聴を伴っている場合は補聴器を装用することによって耳鳴りが軽減される場合もあります。
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Q
他人の補聴器を使用してもよいですか?
補聴器は使用される方の聴こえや耳の形状に合わせられています。よって、安易にご本人以外の方が使うことは避けてください。もし、他人から補聴器を譲り受けた場合などは、ご使用される前に補聴器販売店へご相談ください。